GYROTONICR Master Trainer, GYROKINESISR Pre-Trainer YUKIE YAMAMOTO

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「ライセンスへの道」は自分の心身を見つめる時間

REIKO OKAZAKI(Reiko Okazaki)さま

GYROTONICR
トレーナーになるなんて、冗談じゃないわ!
運動だけはダメと思っていたこのわたしが、認定トレーナーになりました。
なんでわたしが動くことを通じて人と触れているのか、動くこと、って私にとってどんなことなのか。
GYROTONICRを通じて、私は何をしたいのか。
自分の力を、どんなことに使えるのがわたしらしい、のか。
ライセンスに向かう道は、それを模索しながら、自分の心身を見つめる時間そのもの、でした。
遺伝的に関節が緩い私は手術を考えながら病院でリハビリをしてきました。
中学生くらいから日常的にあちこち痛いのが普通で、常に亜脱臼の状態で過ごし、自分の身体が嫌いでした。
自分だけが愚痴を言っているように思え、これさえなかったら、私はもっと遊べるのに。。。そう思いながら、なかなか気持ちが入らずにいました。
医薬に頼り、動くことには期待もしませんでした。投げやりでした。
側彎症にも良いからといわれて社会人4年目でバレエに出会い、その延長でこのGYROTONICRという広い海の航海に出ました。
当初はただ、セッションを受けて、ちょっと調子が良くなる…を期待して通うだけの私でした。
キツイことも、できる範囲でやって、その不思議な体感を楽しんで、ただそれだけでした。
それ以上のことは、私には別世界なの、関係ないの。そう思っていました。
イカダに乗って浅瀬にいたころ、突然に広い海洋に出るチャンスを頂きました。
え?わたし(・o・)??…すごく怖くなったけれど、ダイブすることに決めてしまいました。
それは、セッションを通じて、またGYROTONICRの面白さを通じて
“じぶんのからだを好きになりたい!”、そう思ったからです。
自分にしかない私の身体に愛でる気持ちを持って生きていきたい。。。
自分に与えられたものを大事にしていたい。
だから、チャレンジしないといけない!、そんな気持ちで飛び込みました。
2週間の本科を受け、練習と、セッションとをしながら、動くことから生まれる感動と、不思議な力が私の中で大きくなっているのを感じてきました。
そして、気づくと自分のからだに対する気持ちが平行して穏やかなものに
変化していました。
できない、わからないこともたくさんありましたが、できないのではなくて、どこからなら感じられるか自分で見つける。
本当は私は、わたしのからだが好きなんだ…。
急に強くなることはないし骨のカタチは変えられないけれど、気持ちの好転と共に、動くことで感じることも変化していました。
そして実際にエクササイズとしての効果も生じて、いつのまにか痛みも軽くなり、日常の生活が快適になっていました。
毎度毎度、このGYROTONICRのくれる感動は新しくて、キリというものがありません。
深くて、暗くて、冷たいと思っていた海は、澄んでいてキラキラと太陽を反射している、カラフルなところでした。
もぐってみると、いつもなにか発見があって、そしてどこまでも深い神秘的なところです。
同時に、わたしが伝えたいな、と思うことが目の前にプカプカ浮かんでいて
この自身の身体がいつもそばにあって愛おしいもの、そんな気持ちを一緒に味わえるのでは、と思うようになっていました。
身体の居心地が良く、生活自体が快適であれば、それぞれの持つ力を社会で発揮していけるのでは、と思います。
強度、難易度はひとそれぞれ。
運動の経験の有無に限らず、誰もが持っている動くことで生じるものをいつも信じて、こんな気持ちでわたしもいつもいたいな、それが伝える、ということになるのかな…、漠然としているようだけど、でもそれが私の一番伝えたいこと、はっきりしていること。。。
こんな気持ちになるなんて、ちょっと前まで想像だにしませんでした。
そしてこういう気持ちになっていく過程をいつもサポートしてくれた拠点がこの鎌倉でした。
都会から少し離れて、仕事や諸々から一度離れて生活して、動くことを通して心と身体だけを見つめる。
ゆきえさんは私がへっぴり腰になっているときは“やってごらん”と言って背中を押し、私が自分からトライしているときは何も言わないで見ていてくれて、そしてただ待っていてもくれました。
だから私もこうやって模索の時間も思い出す怖さを見ているときも、もがいたり探したりできたのだと思います。
そして考える前にとにかく動いて動いて、動く中で出てくるものを素直に受け取る…ということをいつも大事にしてくれ
身体で覚える面白さと動くことの感動を知らず教えてくれてきました。
いまあなたが感じていることを伝えたいと思うのなら、きっとトレーナーになれるから…と言って支えてくれてきました。
“普通”の有り難み、そして些細なことがしんどいことのつらさ、それを知っていること、できないことがたくさんあることが強みになるから…と私が前を向いていることをサポートしてくれました。
徐々に育つ自分の身体への愛情を誰か他の人とも一緒に…それをいつも理解してくれ、一歩前に出る勇気もくれました。
ゆきえさんに質問をすると、たまにちょっとずれて回答が来て、“make senseした(でしょ)!?”と言います。
そして社長さんに突っ込まれます。
急に槍を天に向けて放つようなときもあって、一緒に宇宙までスパイラルして行っているのだろうか、、、と思って見ている私です。
でもそういうところも好きです(笑)。
養成コースは私にとってはだいぶチャレンジングなことで、きついことも多かったです。
でも、これがあったからこそ、その先を見て進む意味がわかってきました。
動くというシンプルな衝動によって、わたし、という人間もまっすぐ見えてしまって…、だからやってよかったです。
ちょっと怖いけど
でも呼ばれている気がしてノックしたら
ほんとの自分の気持ちもそこにあった…
っていう感じ、です。
ライセンスのため、でもあるのですが…、このGYROTONICRの深い海を泳ぐ面白さと厳しさ、それを求めてぶつかっていけば、必ず打ち返してくれる。
鎌倉はそういうところです。