両立するには。
「仕事」と「やりたいこと」は基本的に違っていい。
それがわたしの考えです。
例えば、「仕事」はお金を稼ぐもの。
なので、別に「やりたいこと」である必要はないし、
自分が必要なだけのお金を稼げればいい。
お客さまからお金をいただくので、
お客さまに喜んでいただけたり、必要だと思っていただけることが
「仕事」と言えるのかな、と。思います。
「やりたいこと」は単に自分が「やる!」と思うこと。
お金を稼げなくても特に問題はありません。
では、ジャイロトニックトレーナーのみなさま。
あなたにとってジャイロトニックはこのどちらでしょう?
「仕事」であるならば、自分が必要なだけのお金を稼げないとダメだし、
そのために必要なことはやらないと、それは「仕事」ではなくなってしまいます。
でも、もし「やりたいこと」であればお金をもらわずに教えてもいいでしょうし、
自分が楽しくコースを受けたり、セッションを受けることが「やりたいこと」ならそれでいいのです。
あ、「やりたいこと」がジャイロトニックの場合ね。
やりたいことは違うことなら全くもって問題ナシ!
ただ、「やりたいこと」を「仕事」にするのであれば、それは考えたほうがいいかも。
だって、自分が「やりたいこと」で、誰かから「お金をいただく」わけです。
自分の「やりたいこと」を人から「喜んでもらえる」ものにしていかないと成立しません。
どんなにすばらしい絵を描くアーティストでも、そのかたが「これが仕事です」というならば、
その絵を評価して買っていただけないとそのアーテイストさんにとっての絵は「仕事」ではなく、
「自己満足」「自己実現」の域でしかないのかな、と。
「やりたいこと」を「仕事」にすることは、「自分のニーズ」と「お客さまのニーズ」をバランスよく
両立させなければならず、それだけ大変なのです。
その大変さを「覚悟」したうえで、
「それでもジャイロトニックトレーナーとして生きていく!」と
思うことって大切なのだと思うのです。
マスタートレーナーとして、ジャイロトニックを指導するためのテクニックやコンセプトを
お伝えすることはできるけど、「トレーナーとして食べていけません」と思ったときに
このことを考えていただけたらいいなと思います。
自分のやりたいことを仕事にすることは、「自分のやりたいこと」を「相手のニーズ」と
マッチさせる大変さがある、ということ。
お客さまが喜んでくれたり、また来てくださるような何かを提供しないと次はないから、
簡単じゃないのです。
でも、だからこそ考えてほしい。本当にやりたいのか、やりたくないのか・・・。
自分の「やりたい」だけにお金を払ってくださる人が全くいないとは思わないけれど、
世界中にあふれているはずはないのです。
だとしたら、自分の「やりたい」を誰かに求めていただけるようにすること、
必要だと思っているかもしれない人に届くようにする努力は必要なのだということ。
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