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小さなしあわせ。

2016/04/19 伝えるということ

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新卒で新聞社に入った頃の写真を見つけました。
今より体重5〜6キロ重かったし、若さゆえ?顔もパンパン(笑)
張り込みや厳しい取材も多く、ストレスからとにかくしょっちゅう、
浴びるようにお酒を飲んでいました。
夜中にコンビニのお弁当を食べるとか当たり前だったし、
よくファミレスでなにか食べながらネタ考えたりしてました。

 

「スポーツライターになりたい!」と気合いバリバリで新聞社に入社したころだったので、
からだを動かしているアスリートには興味津々。
でも、自分がからだを動かすことにはこれっぽちも興味がありませんでした。
「運動する人はアタマが筋肉に違いない!」と、恐ろしい偏見を持っていました。

 

仕事に燃えていたあのころ。
署名記事を書かせてもらって有頂天になっていたけど、
いつも「腰痛」に悩んでいました。

 

大学生のころから患っていた腰痛は、
会社に入ったころにはさらに悪化。
起きている時間は「腰が痛い」が当たり前、と思うようになっていました。
全く痛みがない日は1日もなかったし、入社1年目にしてぎっくり腰で会社を2週間休みました。

 

常に爆弾を抱えている腰、そしてからだを無視していたのは、
痛みに慣れて「痛みのないからだ」があるって完全に忘れていたから。

 

あれから20年以上だって、痛みのない今、思うこと。
「痛みがないってなんてしあわせなんだろう」

 

痛みがないだけで、やろうと思ったことができる。
行きたいと思ったところに行くことができる。
楽しいことや面白いことに大笑いできる。
「乗りたい!」と思った電車のために走ったり、
「待ってー!」と友達を追いかけるために走ることができる。
「これ持って」と誰かに頼まれた重いものを持つことができたり、
大好きな鶴岡八幡宮の階段を駆け上がることができる。

 

小さいことだけど、こういうことが「しあわせ」だってことに
全く気がつかずにいました。

 

痛みがない。
ただそれだけのことだけど、
すべてはそこから始めるのかなって思う。

 

「シルクドゥソレイユになりたいのっ!」とか
「中国雑技団に入りたい!」とか時々、言ってます。
もちろん本気(笑)だけど、そのための第一歩。
「痛みがない」というごく普通で、でもなによりもしあわせなことを
お伝えできる人間になりたい。

 

ジャイロトニック、ジャイロキネシスはそのための私の最強のパートナーです。

 

 

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