GYROTONICR Master Trainer, GYROKINESISR Pre-Trainer YUKIE YAMAMOTO

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その先を目指す〜手術後のお客さまとのセッション〜

2017/08/20 ジャイロトニック/伝えるということ

10年以上のおつきあいがあるお客さまから先週、メールをいただきました。

 

「8月3日に左の肘頭骨折をしてしまいました。
手術をしたのでまだ動かすことはできませんが、セッションを受けることはできますか?」

 

ご自宅があまりお近くではないかたなので、
混雑した電車に乗ることになるのはちょっと心配でしたが、
もちろんセッションはできます。
だってジャイロトニックですから。
なので、
「骨折部分を動かさなくてもセッションはできますので、
よかったらいらしてください」とお返事しました。

 

そして、今日。
そのお客様とのセッションでした。

 

ジャイロトニックといえば、イメージはハンドル。
でも、ハンドルを回すことが大切なのではなく、
ハンドルを動かすための「背骨の動き」が大切なだけ。
なので、今日はこんな風にしました。

IMG_5166

最初に足裏の準備→負荷を少し使いながらシンプルな足の動きで
「床を押す」ことを意識していただく。
そして、背骨の動きをしていただきました。

 

足の裏から脚全体に意識が繋がってくると、
骨盤はとても動きやすく背骨もなめらかに動いてくれます。
なので、ひねる動作もご覧の通り。とっても心地よく捻ることができました。

 

背骨を動かした後は肩甲骨周りも動かします。
そして最後は。

FullSizeR (51)

ハンドルは回さず、手のひらをグーパーしていただいたり、
手首の動きを少しだけしていただいたりして終了しました。
いきなりハンドルだと抵抗があるかなと思ったので、
今回は最後に「手のむくみが取れたらいいねー」ぐらいの気持ちで
ハンドルに触れていただきました。

 

ケガをしてしまうとからだ全体をおやすみさせないといけないと思ったり、
手術後、もう大丈夫と思っていてもからだを動かすことがちょっと怖くなってしまうことがあります。
でも、そのまま全身を動かさなくなったらじわじわとからだは錆びていくだけ。
ケガが治っても、からだはケガしたままのような感覚になってしまいます。

 

なので、そんな時はジャイロトニック!と声を大にして言いたーい!
患部から離れたところからからだ全体を動かしていくことがカンタンにできるし、
そうしておくと実は患部も早くよくなるのです。

 

実はわたし自身がジャイロトニックにこのことを教えてもらいました。
15年ぐらい前かな?
ジャイロトニックを始めたころ、まだエアロビクスインストラクターだったわたしは
レッスン中に右足首を捻挫したことがありました。
すぐに救急病院に連れて行ってもらいましたが、
かなり重症だったようでお医者さんに
「これなら骨折の方がよかったね・・・」と言われるぐらいの捻挫でした。

 

 

その時。自宅にジャイロトニックのマシンを置いていたわたしは、
「ま、暇だし、足首に負担がかからなければいいよね」とジャイロトニックをしていました。
ギブスをしていてもストラップはつけられるし、やれることはいくらでもありました。
仕事を休まなくてはならなかったので、とにかく時間だけはありました。
なので、ひたすらジャイロトニックをしたその結果、ギブスがはずれた瞬間
「あれ?」
からだがとてもスムースに動いたのです。

 

その時に思いました。
ジャイロトニックはリハビリだけじゃなくて、
治ったその先にさらに調子のいいからだになるお手伝いをしてくれるんだ、と。

 

 

なので、もし、ケガなどで手術をしたり、動かせないところがあっても
スタジオにいらっしゃれるのであれば、気軽にご相談ください。
すべてのかたに適応できるとは限りませんが、
ジャイロトニックの可能性を通じて、
みなさんの「治ったその先」のお手伝いができたらうれしいです。

 

 

 

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