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「野菜だし」とジャイロキネシス。

2018/01/04 ジャイロキネシス

その昔。
ジャイロキネシスを勉強し始めた頃、
わたしはジャイロキネシスがあまり好きではありませんでした。

からだの準備ができてなくて、言われることがわからなかったのもあるけれど
・エクササイズの順番が決まっている
・エクササイズの回数が決まっている

単なるパッケージプログラムを教えるのと同じじゃないか!と思っていました。
なので、当時、お世話になっていたマスタートレーナーの井上朱実さんに
「え?どうして?こんなに自由なのに?」と言われても、
なんのことかさっぱりわかりませんでした。

 

 

さて。
わたくし、最近、本を買いました。
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「野菜だし」
鎌倉で大人気のお店『なると屋+典座』のイチカワヨウスケさんの最新刊です。
イチカワさんがお店で出しているお料理はお出汁以外は野菜を使ったものばかり。
毎月、旬の野菜を使ったごはんとお汁、主菜、副菜の「今月のごはん」というお膳をベースに
メニューは3つ。今月というぐらいですから1か月は同じメニューですが、
何度でも食べたくなる、やさしくて滋味深い料理です。

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ちなみにこちらは12月のごはん。
柿の天ぷらのお味噌汁がとってもとっても美味しかった。

 

ここのお料理を食べると、いつもジャイロキネシスのことを思い出します。
「野菜」(鎌倉野菜をベースに国産野菜にこだわっていらっしゃるそうです)という制限。
それがわたしにはジャイロキネシスは決まったプログラムがあることと同じ「制限」に感じます。
そして、制限の中でイチカワさんが作るお料理が本当に面白い。

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「野菜をおいしく、たくさん食べたい。
はぶいてもおいしくなるなら
手間はすべてはぶきたい」

 

・・・この文章を読んだとき、うわーって思いました。
ジャイロキネシスをできるだけシンプルに伝えたい!と思ったのと同じだって思ったから。
(ちなみにミーハーなので、サインいただいちゃいました。笑)

 

手間ははぶくけど、その野菜が持つ本来のおいしさを最大限生かした
お料理ばかりなのがイチカワさんのすごいところ。
以前、お料理教室に行った時、
「ブロッコリーは弱火でじっくり炒めてください」と言われ、びっくりしたことがあります。
なぜなら「野菜は強火で炒める!」ってどんな料理本にも当たり前のように書いてあるから。
でも、イチカワさんに言われたようにやってみて、驚きました。
ブロッコリーがほっこり甘くて、ちょっとおいもみたいなの。

「制限」のなかで、いろんな工夫をしているのがお料理や本を通して
じわじわと伝わってくるのです。
その「工夫」=「クリエイティビティ」こそ、
ジャイロキネシスを提供するときに必要な「工夫」なのではないかな、と。

 

今のわたしはジャイロキネシスがとても自由なプログラムであることが
とてもよくわかります。
制限の中でこそ楽しめること、できることがたくさんあるから。
このプログラムと出合えて、本当によかったと今は心から思います。

 

【お知らせ】
2月、3月と山口でジャイロキネシストレーナーになるための養成コースを開催します。
世の中にさまざまなエクササイズがあふれるなかで、
これほど面白いものはないとわたしは思っています。
特に提供する側としては、制限のなかでどれだけ自由になれるかなど、
チャレンジ精神を限りなくくすぐってくれる、他にはないエクササイズです。
ご興味あるかたがいらっしゃれば、気軽にご連絡ください。

 

◉ジャイロキネシス指導者養成コース in 山口!◉

 

 

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