本当は。

シンガポールで働いている喜納朱里ちゃんともお会いできて、昨日はみんなでごはん！
したの写真はヨーガン師匠お気に入りのカフェ。
オーストラリアンスタイルのコーヒーを出す、素敵なカフェでした。

 

 

本当なら今年の今の時期は日本にいるはずでした。
去年、バリでお会いしたLeda Franklinをお呼びして産前産後のジャイロトニックワークショップと
ずっとずっと受けたいと思っていた「Brest cancer Survivors」のコースをオーガナイズする予定でした。

それが6月。
ジャイロトニック創始者ジュリウのパートナーであるジーナからメールがきました。
「秋にLedaのコースをする予定みたいだけど、中止にしなさい」と。

 

半ば、命令のようなメールに
「なんで？」と事情がわからない私はちょっとムッとしました。
「Ledaに直接、聞いてから決めていいですか？」とジーナにお返事したところ、
ものすごい勢いで「そんなことは無理。彼女はもうそういう状況にはないの！」

 

すぐに中止の手配を始め、ジーナに報告をしたところ、
「ありがとう、ユキエ。Ledaのコースを予定しているスタジオにメールをするので、
確認してね」と言われました。
いただいたメールは彼女が病気で、もはやいつ回復するかわからないという内容でした。

 

 

Ledaと連絡が途絶えていたこと、とても気になっていました。
が、スケジュールなどは決定していたので、必要な備品や細かいやりとりは
忙しい彼女を急かさない程度でいいかなと思っていたわたしは、
「ああ、なんでもっとたくさんコミュニケーションをとっておかなかったんだろう」と
とても悔やみました。

 

数日後、ヨーガン師匠とSkypeでお話することになり、
「彼女の回復が難しい」と聞き、本当にびっくりしました。
そして、いろんなことを思い出しました。

 

うちのスタジオに来て欲しいと話した時に
Ledaがとても喜んでくれたこと。
「早くスケジュールを決めて、わたしのウェブサイトにもアップしたいの」と
言っていたこと。
英語が苦手なわたしにとってメールの返事がすぐに出せないことを
「大丈夫よ」と言ってくれたこと。

 

 

そして数日後、Ledaは亡くなりました。

 

 

ヨーガン師匠から
「その時期、シンガポールにいるのでユキエも来たら？」
と、その頃、声をかけていただきました。
正直、かなりショックだったので「そうだな。そうしようかな」と。
そして、今に至ります。

 

 

なので、さまざまなチャンスはLedaからの恩恵とも思っています。

 

 

「初めて日本に行くの。とても楽しみだわ。呼んでくれてありがとう！」と
言ってくれたLedaをお呼びすることはできなかったけど、
彼女にいただいたこの時間を大切にできたらとシンガポールで思っています。

 

 

Thank you so much, Leda Franklin.