からだから音楽が聞こえる。【GYROTONICRとは？①】

先日、森岡亜由美さんの
『講師としてのありかた講座』「講師としての話しかた講座』に参加しました。
ふたつともとてもいい講座で、今まで自分の想いを勢いで伝えていたことに
気がつき、少しずつ整理をして考えながらお伝えするように、軌道修正しております（笑）。

さて、その講座の後、森岡さんとこの講座のオーガナイザーでもある
伊藤美希子ちゃんとごはんに行ったのですが、
そのときに森岡さんがサラリと一言、こう言いました。

 

「わからないことをわかるまで考える人がいない」と。

 

わたし、その言葉を聞いたとき、「あ！」って思いました。

 

時々、「ジャイロトニックって何ですか？」って聞かれたとき、
ピタッとくるような簡単な言葉がなかなか浮かばなくて、
まあ、受けてみてくださいよー的な感じでお茶を濁したりしているのですが、
森岡さんの言葉をお借りすると
それって「ジャイロトニックのことが本当にわかってないのか」（今さらかよ！）
あるいは「ジャイロトニックのことがわかっているけど言葉にできないのか」
を明確にして、どちらにしてもわかるまで考えることが大切だ、と。

自分で分析してみて、これだけジャイロトニックをしているし、
どういうものなのかわかっているとは思うけれど、
しっくりピタッとくる言葉が出てくるまでもう少し考える必要があるな、と。
知らない人が聞いて「へえ、なるほどね」と思えるぐらいの言葉。
そのためにしばらく、「ジャイロトニックとは」を突き詰めてブログに書いてみようと
思っています。
書くために考えるだろうし、考えた中から何か見つかるはず。
とにかく「ジャイロトニックとは」に向き合ってみる！

 

というわけで、『からだから音楽が聞こえる』と書きましたが、
からだから音楽が聞こえてくるエクササイズだと思うのですよね、
ジャイロトニックって（ジャイロキネシスもそうだけど）。
例えば、ウエイトトレーニングのように重いウエイトを「上げて、下ろす」とかではなく、
点と点をつないでいくような動きなので、その点と点の間が「行間」「響き」になり、
動きの中からリズムやメロディが感じられるなーと思うのです。
しかも直線ではなく、円や丸、球だから「まろやか」。
「止まらない」で「流れる」感じなのだよね。
なので、音楽がないのに「ダンスっぽいね」って言われるんだろうな、と。

 

運動が苦手なわたしなのに、ジャイロトニックとジャイロキネシスを好きになった
理由のひとつはここにあるのです。
音楽を使わないのにまるで音楽が聞こえるようなエクササイズで、
エクササイズとは便宜上言っているけど、本当は『art』だってところ。

スタンディングでの「カヌーイング」は
点と点をつないで3Dに動く、大好きなエクササイズのひとつです。