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羊と鋼の森。

2018/06/17 ジャイロキネシス/ジャイロトニック/伝えるということ

最近、映画『羊と鋼の森』を観てきました。
とても美しい映像と静かななかから深く伝わってくるメッセージが込められた映画で、
大好きな一本になりました(ちょっとだけ「むむ?」もありましたが。笑)。

 

映画の中で出てきた言葉にとても共感しました。

「自分にもっと才能があれば」
「才能っていうのは、きっとものすごく好きだって気持ちなんじゃないかな」

 

ジャイロトニック®︎、ジャイロキネシス®︎を学び続けて15年以上になりますが、
「自分にもっと才能があれば」と思うことばかりでした。
「もっと柔軟性があれば」
「もっと音楽的なセンスがあれば」
「もっとからだが強かったら」
「もっとコネクションがあれば」

 

もっともっとばっかりだった。
今、自分が持っているものよりもないものにばかり意識が向いていました。

 

「才能っていうのは、きっとものすごく好きだって気持ちなんじゃないかな」

 

映画のなかでこの言葉を聞いて、今までのことが駆け巡りました。

 

ジャイロトニック®︎とジャイロキネシス®︎がものすごく好きで、過ごしてきた時間のことを。
上手になりたくて。もっと深く理解したくて。
台湾や上海、シンガポール・・・と、言葉もわからずに一人で出かけていったこと。
そして、できなくても苦しくてもあきらめずにやり続けてきたこと。

 

わたしに才能があるとしたら、本当にこの「ものすごく好きだって気持ち」だけだと思います。
そして、その気持ちはトレーナーになる!と思ってコースを受けた人ならきっと持っていると思うのです。

 

恋愛と一緒で、出会った頃は新鮮でいいところばっかりみえるけど、
だんだん相手の悪いところやダメなところがみえてきて。
「えー、この人、こんな残念なところがあるんだー」とがっくりしてしまうこともあるけれど、
でもそんなの自分も一緒。
そして、それも含めてすべてを面白がって付き合い続けていくことが、
その人の本当の良さに触れるチャンスにつながるのです。

ジャイロトニック®︎、ジャイロキネシス®︎も同じ。
日本ではメジャーじゃないし、知ってもらうのが難しいかもしれない。
レッスンに継続していらしていただくことはとても大変です。

でも、続けなければ本当のよさや面白さ、
そしてそのメソッドのなかにある深い意味に触れるチャンスを手にすることはできないのです。

 

 

実は「好きで続けられることも才能って、人から『すごいね』とか言われないし、
なんだかかっこ悪い」って思っていました(笑)。
それしかないことに気がついたので(笑)、ある時から開き直ったんだけど。
でも「ああ、それでいいんだ」と思えたことも『羊と鋼の森』を観て、よかったと思えたことの一つでした。

 

 

 

『才能っていうのは、きっとものすごく好きだって気持ちなんじゃないかな』

 

 

話があちこちに飛んだけど、
好きな映画です。オススメ。

 

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